現状維持バイアスとは
2002年ノーベル経済学賞を受賞した心理学者・行動経済学者のダニエル・カーネマン氏実験や、経済学者・ハーバード大学教授リチャード・ゼックハウザー氏とウィリアム・サミュエルソン氏らによる「意思決定における現状維持バイアス」という論文ではその言葉自体が使われた
現状を基準として、変化を受け入れずに固執する心理傾向
のことです
たとえ有益であるとわかっていても、今までの知らなかったこと・経験したことのないものを受け入れることに心理的な抵抗がうまれ、現在の状況に頼ってしまう、固執してしまうといった傾向です
これは人が意思を決定をするとき、かなり強い影響力があり、今の状況から知らない状況に変化させる
そのことに対して
危ないのではないか?
今の安定が無くなってしまうのではないか?
と思ってしまうのです
難しい論文はおいて実際に
小学校から中学校へ上がるとき
社会人になるとき
結婚するとき
転職するとき
何かをはじめるとき
今までと違う環境、違う事を始めようとすると必ずと言っていいほど「迷い・躊躇」が生まれます
これが現状維持バイアスです
新しい自分になるのに邪魔している!原因はこいつか!!と思われるかもしれません
ですが決して悪いことではなく一種の防衛本能とも言えます
自分を守ってくれている部分でもあるのです、大事にしなくてはいけません
ただ逆手にとって考えるのであれば現状維持バイアスが働くことには新しい可能性があるということです
迷い・躊躇が生まれないところには、自分に対して全くリスクがない・
リスクを超えて成長するといったものが存在しないのです
成長しないのは進化しないことです
リスクを乗り越えたり、リスクを理解することで人は成長します
大事なのは現状維持バイアスが働いたときに
これは自分にとってリスクがあるかも知れないけど、大きく成長・飛躍するチャンスだからとりあえずやってみよう!と飛び込むことです
山に登る時に
険しい山道を想像しての
服装・靴の用意
食糧の確保
雨が降ってきた時の用意
道の確認・虫よけスプレー
などなど色々準備しますよね
危険な事があるかも知れないけど街中では見れない、頂上での素晴らしい景色を想像しながら見に行く準備をします
新しい環境・新しいものごとに挑戦する前に危険性を感じ、それに対して準備をしてから実際に行動を起こす
同じことです
現状維持バイアスをただ成長を邪魔をするものと捉えずに
現状維持バイアスがでたということは、今が進むチャンスであり、また危険回避のための準備を促しているととらえることで、
リスクを回避しつつ、行動にも移せる
良いものなのだ、有難い
知らせてくれてありがとう!
と認識を変えれます
私がそうした考えに変えることができたのは、メンターの教えのおかげです
おかげで随分と成長し、人生がゆる~く、らく~に過ごせるようになりました、本当に感謝しております
人生をゆる~く、らく~に過ごしたい方には是非手に取って頂きたいです