会社勤めの頃に、社長が新聞の記事を見ながら言いました
老人や女子供からものを奪うとかは、卑怯者のすることだ
社長が見ていたのはひったくり事件の記事
周囲の人間はそうですよね!と相槌を打っていましたが、
私は首を傾げていました
そもそも、ひったくりという行為が卑怯な犯罪行為です
社長の言い分だと
自分より強そうな人から正々堂々ひったくったら、卑怯じゃない
ということなのでしょうか?
社長は、高齢者や女性を安いお給料で雇用しています
私も安いお給料でした
そうして従業員を働かせて、社長は平日でもゴルフ・家族で旅行に行ったりします
それって私たちの時間をひったくっているのではないでしょうか?
奪う人は、自分より立場やチカラが弱いものから奪います
自分より上だと思う人からは奪いません、奪えません
弱肉強食・競争社会だからです
そうした社会のルールを作った人達、
その中で生きている人達は強い人達、エリートです
強い人達は弱い人達の気持ちなんてわかりません
エリートに一般大衆の気持ちなんてわからないのです
強者に弱者が敵うはずがありません
だったら弱者はそのルールから抜け出して、
こっそり戦わない・争わない世界へと移るしか手はないのです
今からの時代、その弱肉強食の概念がどんどん壊れます
本当のヒトとして進化する時代・心と魂の時代になります
自分を弱者として認めて、学んで行動した人が辿り着ける世界
争わなくて済む世界、それが実現します