この世界は『投影』で出来ています。
というと何を言っているかわからないかもしれません。
投影とは、
・物の姿を何かの面にうつす事
・ある物事に他の影響が表れる事
鏡にうつることはもちろん。
親の性格や行動が、子供にうつしだされる。
というのも投影です。
心理学において投影とは
認めたくないものを自分を守るために認める。
その代わりにその悪い所を他人に押し付ける働き。
をさしています。
これはミラーイメージと呼ばれます。
簡単に言えば、
本当は自分が相手のことを嫌なのに、相手の方が自分を嫌なんだろうなぁ
と思い込む心理です。
初対面の相手がなんだか見た目が良くなかった時、
『なんだか悪そうな人だな…』と勝手に悪い印象を持つ。
そう感じると、自然と愛想のない態度をとってしまいます。
すると相手はその愛想のない態度に対して、
『なんだこの人は愛想がないなぁ…』
と向こうも愛想の無い態度をとるようになる。
今度はそれに対し、
『ほら、やっぱり良くない人だ！』
と感じてしまう。
外見は怖そうでも実は優しい人だった。
ということは大いにあります。
なので一方的に思いこむのは間違いを起こしやすい。
ミラーイメージの思い込みは、酷いと戦争にまで発展してしまいます。
恐ろしく危険なものなのです。
こちらの相手に対する勝手な不信感が、むこうの不信感に映し出される。
本当の問題は偏見のある、思いこんでいる自分。
あなたは大丈夫ですか？
世間の常識・偏見にとらわれず、冷静に落ち着いて考えてみましょう。
そうすると視野がハッキリして、物事がクリアに見え始めます。
曇ったままの視界や思考は危険です。
思い込みを捨て、真理の目で見る。
世間にある、たくさんの思い込みの罠に注意して下さい。
