ずっと、「役に立つ人間」で
あろうとしてきました。
会社では成果を出し、
家庭では頼られ、
友人関係では相談にのる。
そうやって
「必要とされること」で、
自分の存在価値を確かめてきました。
でも、役に立てなくなった瞬間、
人は離れていきます。
50代、独りになって、
気づき始ました。
昇進が止まり、
家族がなくなり、
忙しかった日々が
静かになっていく。
そのとき周りを見渡すと、
思った以上にン現関係が
残っていませんでした。
最初は、正直、絶望しました。
「自分には価値がないのか」と。
夜中に何度も、
そんな言葉が頭の中をぐるぐるしました。
でも、そんな時期に
ふと気づいたことがあります。
1つだけ、
変わらない関係がありました。
猫です。
猫は私に何も求めません。
成果も、
貢献も、
成長も。
ただ隣に座って、
丸くなって、
ゴロゴロと喉を鳴らすだけ。
私が何もしなかった日も、
布団から出ようとしない朝も、
泣いていた夜も、
ただ、
そこにいてくれた。
それが、人生で1番
あたたかい関係だったんです。
「役に立つ」から
好かれる関係は、
役に立てなくなれば
終わります。
でも
「ただいるだけでいい」
と思える関係は、
何があっても消えません。
50代になって、
ようやくわかりました。
本当に必要なのは、
役に立たなくても、
ここにいていい
と感じられる場所と、
存在だったのだと。
あなたにも、
そんな関係がありますか?




